加工事例 / 甲南ラボ

2025/09/05

【「継ぎ目がない」トムソン刃】SCナイフの魅力【Vol.53】

こんにちは、(株)甲南 広報担当です。

暦上では秋ですが、そんな気配はなく

まだまだ暑い日が続いていますね。

現在は加工屋の多くも作業場にエアコンが

完備されていますが、昔はないのが普通

だったとかないとか、、、

エアコンが無いのはもはや想像もできませんが

弊社にはもう一つ無くてはならないものがあります。

それは「抜型」です!(多分うまく言えました、、)

今回の配信は、そんな抜型に焦点を当てた内容となりますが、

㈱ノダ様の「SCナイフ」についてご紹介させていただきます!

抜型と聞くとトムソン型を思い浮かべる方も多いかもしれません

SCナイフはトムソン型の弱点を克服してくれる存在となります!

まず、SCナイフをご紹介する前に、基本となる

トムソン型について簡単にまとめてみました。

トムソン型とは

①トムソン型とは

→木の板などにレーザーで溝を掘り、溝に刃を差し込んでできる抜型

②特徴

→比較的軟質な材料の加工に適しており、他の抜型と比べコストを抑えられる。

③弱点

→1本の刃を曲げたりカットして①のように差し込んでいくため

必ず刃の「継ぎ目」が発生する。継ぎ目部分は加工断面がぽこっとして

段差があるようになってしまう。

また、右画像赤丸部分のように刃が交差する部分では

刃が倒れることがあり、製品形状や加工効率に影響が出る。

ざっくりですがトムソン型について

おさらいできましたので、

SCナイフの特徴をご紹介します!

SCナイフとは

SCナイフとは、、、ずばり「継ぎ目のない」一体型の刃となります。


SCナイフのCG画像となりますが

先程のトムソン刃の赤丸部分とは違い

刃が交差する部分も一体で1つの刃となっています。

では実際の加工事例をご紹介します。

SCナイフの強みをご紹介させていただきましたが

右の木型は上記加工事例の際に実際に使用した型です。

刃の部分の色ですが、上半分からグレー色に

なってますが、まさにSCナイフの部分となります。

このように必要な部分のみSCナイフに置き換えられるのも

魅力の一つです!

まとめ

SCナイフの魅力をご紹介させていただきましたが

最後に一部仕様・特徴をまとめました。


寸法公差:±0.05(弊社での加工時は別途加工公差がございます)

最大:700mm×1000mm

最小:1.5mm×1.5mm

最大の特徴:「継ぎ目」がない

SCナイフについてご相談がある場合

お問い合わせいただければ幸いです


今回も最後までご覧いただき、ありがとうございました!

簡単なまとめではございますが

SCナイフについて少しでも興味を持って頂ければ大変嬉しいです!

今回も最後までご覧いただき

ありがとうございました!

最後になりますが

㈱ノダ様では随時、勉強会・工場見学を実施いただけますので

SCナイフや木型についてもっと詳しく知りたい方は

下記WEBのURLよりご参加のご予約も可能です。

(株)ノダ HPはこちらから

Instagramはこちらから

今回も最後までご覧いただき、ありがとうございました!

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